「ドコモの料金プランが複雑でよく分からない」
「ahamo、irumo、eximoってあるけど、どれを選べばいいの?」
「ドコモで一番お得なプランを教えて欲しい」
こんな悩みを持っておられる方にぜひ読んでいただきたい記事になります。
ドコモは2023年7月1日から新料金プランの「irumo」と「eximo」を開始しました。
2021年3月より「ahamo」に加えての3つのプランでサービスを展開していますが、
「横文字ばかりでなんか分かりくい!」
と思いませんか?
そこでこの記事では、スマホ・携帯に詳しくない人でも分かりやすいようにドコモについて詳しく解説し、ドコモでの契約を考えている人や、どこのスマホにしたらいいか悩んでいる人が失敗しない契約をしてもらえたらと思います。
ぜひ最後まで読んでください。
- ドコモをおすすめできる人と最適な料金プラン
- ドコモの料金プラン一覧
- ドコモの主な割引
- 「irumo」、「ahamo」、「eximo」の基本情報とおすすめプラン
ドコモをおすすめできる人と最適な料金プラン
ドコモをおすすめできる人を一言でいうと、
「料金重視ではなく、データを無制限で使えて、手厚いサポートをしてほしい人」
になります。
そんな方におすすめするプランは、以下のプランです。
①「eximo」の無制限プラン
②「ahamo」の100GBプラン
なぜこの2つのプランがおすすめなのか他の料金プランも含めて説明していきます。
ドコモの料金プランを解説
ドコモは2023年の7月まで、小容量(~3GB)ユーザーは「ギガライト」、中容量ユーザー(3GB~20GB)は「ahamo」、大容量(20GB~)ユーザーは「ギガホプレミア」というサービスを展開してきました。
しかしながら、ギガライトが容量の割に値段が少し高かったので、auのサブブランド「UQモバイル」とソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」に小容量ユーザーが流れていきました。
ギガライトを値下げしない代わりに、料金をなるべく下げたいユーザーの為に「ドコモのエコノミーMVNO」というものを設け、ドコモショップでドコモ回線を使った格安sim(OCNモバイルやTONEモバイルなど)の契約できるようにしていましたが、これはあくまでも「ドコモのサービス」ではないので、ユーザーの満足度はそこまで高くなく、契約数もそこまで伸びていませんでした。
そこで、ドコモがとった策は「ドコモのエコノミーMVNO」の中の「OCNモバイル」を吸収合併し、2023年7月1日「irumo」、「eximo」という料金プランを発表し、
・小容量は「irumo」
・中容量は「ahamo」
・大容量は「eximo」
という3つのターゲットに向けて、サービスを展開していく方向に動き出しました。要するに、
OCNモバイル → irumo
ギガホプレミア、ギガライト → eximo
にサービスを移行したようなイメージです。
2023年7月の料金プラン
割引前月額料金(税込) | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 9GB | 20GB | 100GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 | |||||
2,970円 | 4,950円 | |||||||
4,565円 | 5,665円 | 7,315円 |
irumoをおすすめしない理由
改めてそれぞれの料金プランの見ていくと、「irumo」はやっぱり高いと感じませんか?
ahamoは2,970円で20GB使えるのに、irumoはそれより高い3,377円で9GBしか使えません。
同じドコモでもこんなに差があるのね。
加えて、irumoの500MBで契約しても最大通信速度が3Mbpsです。ahamoは通信制限がかからない限り、290~300Mbpsぐらいでるので、圧倒的に遅いのが分かると思います。
5G通信も使えないので、使い勝手が良くなく、私は全くオススメしません!
eximoも1GB、3GBはやめた方がいい
冒頭でも書きましたが、ドコモは無制限プラン以外おすすめしていません。
eximoは使った分だけ料金が高くなる段階性を採用しています。
楽天モバイルも段階性を採用してて、20GB以上で税込3,278円でeximoより安いです。
段階性なので、月にギガをたくさん使う方は検討してもいいと思います。
ただ、「毎月1GBとかしか使わないんだよな」っていう人は、価格を上の表で見てもらったら分かると思いますが、UQモバイルやワイモバイルなど他のブランドと比べても高すぎますし、ahamoを契約すれば、同じ速度で20GB使えるので、小容量、中容量ユーザーはeximoを契約しないようにしましょう。
ここまで、irumoとeximoのダメな部分ばかり見てきましたが、条件が整えば割引が適応されるので、次では割引の条件を詳しく見ていきましょう。
ドコモの主な割引
まず割引後の料金プランを一覧を見てみたいと思います。
割引後月額料金(税込) | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 9GB | 20GB | 100GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
550円 | 880円 | 1,540円 | 2,090円 | |||||
2,970円 | 4,950円 | |||||||
2,178円 | 3,278円 | 4,928円 |
まずeximoですが、割引後でも1GB、3GBは高すぎます。
割引されても、これはオススメできません。
無制限は4,928円とahamoの100GBプランと同等の価格ですので、無制限で使いたい人にはオススメできます。
次にirumoですが、3GBの880円は他のブランドとも対抗できそうな金額です。しかし、この割引の条件は光回線をドコモ光出ない限り、ハードルは高いように思います。
ここから割引になる条件を紹介します。
みんなドコモ割
ドコモには「家族割」という名称の割引サービスはありません。
「ファミリー割引」と「みんなドコモ割」の2種類があり、これらが家族契約で割引されるサービスの名称となります。
この2つのサービスについて簡単に説明します。
まずファミリー割引ですが、これは家族同士の通話料が無料になるサービスです。
このファミリー割引に加入する人数が2人以上であれば、みんなドコモ割が適用されるということになります。
- 1人:0円
- 2人:550円/月
- 3人以上:1,100円/月
このように、みんなドコモ割はファミリー割引に加入している人数によって割引額が変わり、月額料金が最大1,100円(税込)割引されるお得なサービスです。
なお、このみんなドコモ割が適用されるのは、eximoを契約したときのみです。irumoやahamoでは適用されませんので、ご注意ください。
ただし、同一「ファミリー割引」グループ内における、音声通話が可能な料金プラン(2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプラン、irumo(0.5GB)を除く)契約回線が「ファミリー割引」のカウント対象とはなるので、下の画像のように家族内でeximo1人でもirumoやahamoの人がいれば、「みんなドコモ割」が適用されるという仕組みになっています。
dカードお支払い割
「dカードお支払い割」は設定すれば、eximo、irumo共に187円(税込)割引されます。
適用条件としては、対象の料金プランにおいて、ご利用月の末日時点でご利用料金のお支払い方法をdカード/dカード GOLD(家族カード含む)に設定するだけです。
dカード/dカード GOLD(家族カード含む)をお持ちの方は簡単ですし、持っていなくてもドコモユーザーなら必須のカードかと思いますので、持っていない人は検討してみてください。
dカードは還元率が高いからドコモユーザーじゃなくてもオススメみたいですよ。
ドコモ光/home 5Gセット割
「ドコモ光セット割」、「home 5Gセット割」はドコモ光、もしくはhome5Gの契約者、もしくは、スマホと一緒に契約される方に向けて1,100円(税込)/月割引される制度です。
ドコモ光とは、フレッツ光回線またはケーブルテレビの設備を使って、ドコモが提供するプロバイダ一体型の光インターネットサービスです。
自宅にWi-Fiを設置している人は光回線を使っているということになるので、分からない方はどこの光回線を使っているか確認してみてください。
home 5Gというのは、契約すれば工事不要で、自宅のコンセントに差せばすぐにWi-Fiが使えるというものです。データ量も無制限なので、自宅で簡単に気にせずWi-Fiが使えます。
このセット割は、すでにドコモ光やhome 5Gを契約されている方でないと少しハードルが高いかなと感じます。
すでに契約されている方であれば、簡単に使える割引ですので、ご活用ください。
各ブランドのおすすめ料金プラン
ここまでドコモの料金プランについて説明してきました。
最初に言った通り、ドコモのプランは「料金重視ではなく、データを無制限で使えて、手厚いサポートをしてほしい人」にオススメです。
それ以外の人にはオススメしません。
しかし、「それでもドコモの安心感とサービスがいい」という方もおられると思いますので、ブランド別におすすめのプランをご紹介したいと思います。
irumoのおすすめプラン
基本情報 | |
---|---|
料金プラン(税込) | ・0.5GB:550円/月 ・3GB:2,167円/月(最大割引後:880円/月) ・6GB:2,827円/月(最大割引後:1,540円/月) ・9GB:3.377円/月(最大割引後:2,090円/月) |
国内通話料金 | 22円/30秒 |
オプション(税込) | ・5分通話無料:880円/月 ・かけ放題:1,980円/月 ・ドコモのメールアドレス:330円/月 ・smartあんしん補償:330円~1,100円/月 |
通信速度 | ・0.5GB:3Mbps ・3GB/6GB/9GB:eximo/ahamoと同等 中央値:Android[下り:290Mbps][上り:22Mbps] iOS[下り:305Mbps][上り:28Mbps] |
データ容量超過後速度 | ・0.5GB:128kbps ・3GB/6GB/9GB:300kbps |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
esim対応 | あり |
契約 | 店頭/オンライン |
公式サイト | irumo公式 |
irumoの中でオススメするのであれば、割引がすべて適用された時の3GB(880円)のプランです。
irumoは2023年7月1日にサービスが開始され、格安simではなく、大手「ドコモ」のサービスとして安心、信頼を武器に、お得な料金で提供することが狙いです。
プランとしては、0.5GB・3GB・6GB・9GBと4つの低容量プランが提供されていますが、割引が適用されないと、容量の割には高いです。
ahamoは2,970円で20GB使えるので、割引が適用されないのであれば、irumoはやめておいた方がいいと思います。
ただ、「dカードお支払い割」、「ドコモ光/home 5Gセット割」の割引全てが適用されれば、3GBの880円はアリだと思います。
ここで、auのサブブランド「UQモバイル」とsoftbankのサブブランド「ワイモバイル」と料金を比較してみたいと思います。
各社月額料金プラン(税込) | irumo(3GB) | UQモバイル(~1GB) | ワイモバイル(4GB) |
---|---|---|---|
基本料金 | 2,167円 | 3,465円 | 2,365円 |
光回線/ホームルーター割引 | ー1,100円 | ー1,100円 | ー1,100円 |
指定のカードで支払い | ー187円 | ー187円 | ー187円 |
~1GBデータ利用時 | ー | ー1,188円 | ー |
金額 | 880円 | 990円 | 1,078円 |
このように他の大手のサブブランドと比べてみると、ドコモのirumoが一番コスパ良いんではないかと思います。
家庭の光回線でドコモ光を使っていたり、home 5Gを使っている場合で、月に3GB程度しか使わない方は検討してもいいと思います。
ahamoのおすすめプラン
基本情報 | |
---|---|
料金プラン(税込) | ・20GB + 5分通話無料:2,970円/月 ※dカードGOLDで料金を支払うと、データ量5GB追加 |
国内通話料金 | 22円/30秒 |
オプション(税込) | ・データ量1GB追加:550円 ・データ量大盛オプション(80GB追加):1,980円/月 ・かけ放題:1,100円/月 ・smartあんしん補償:330円~1,100円/月 |
通信速度 | eximoと同等 中央値:Android[下り:290Mbps][上り:22Mbps] iOS[下り:305Mbps][上り:28Mbps] |
データ容量超過後速度 | 1Mbps |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
esim対応 | あり |
契約 | オンライン |
公式サイト | ahamo |
ahamoのオススメは、データ大盛オプションを付けた100GB(4,950円)のプランです。
100GBはどれくらい使えるかというと、
・オンライン会議/学習 約170時間
・動画視聴 約85時間
・音楽サービス 約2万曲ダウンロード
これだけ使えるので、ほぼ無制限と言ってもいいと思います。
ただ、日本人の平均データ使用量は8.95GB(2021年調査)で、ほとんどの人が20GBもあれば、十分だと思いますが、中には20GBを超えて使いたい人もいるので、大手で20GBを超えるプランとなると、ドコモが1番オススメです。
大手他社のオンライン専用ブランドと比較してみます。
各社料金プラン(税込) | ahamo(ドコモ) | povo(au) | LINEMO(ソフトバンク) |
---|---|---|---|
1GB | ー | 390円/7日間 | ー |
3GB | ー | 990円/月 | 990円/月 |
20GB | 2,970円/月 | 2,700円/月 | 2,728円/月 |
60GB | ー | 6,490円/月 | ー |
100GB | 4,950円/月 | ー | ー |
150GB | ー | 12,980円/月 | ー |
20GBのプランは他社とそこまで大差はありませんが、ドコモが約200円高く設定されています。
ただ、100GBのプランを見ると、povoの60GBと比べても、圧倒的にコスパに優れているのが分かります。LINEMOにいたっては20GBまでのプランしかありませんので、Wi-Fi環境がない外出先でガンガン使いたい人はahamoの100GBプランをおススメします。
>>ahamo公式サイトはコチラ
eximoのおすすめプラン
基本情報 | |
---|---|
料金プラン(税込) | ・~1GB:4,565円/月(最大割引後:2,178円/月) ・1GB~3GB:5,665円(最大割引後:3,278円/月) ・3GB~無制限:7,315円(最大割引後:4,928円/月) |
国内通話料金 | 22円/30秒 |
オプション(税込) | ・5分通話無料:880円/月 ・かけ放題:1,980円/月 ・smartあんしん補償:330円~1,100円/月 |
通信速度 | 中央値:Android[下り:290Mbps][上り:22Mbps] iOS[下り:305Mbps][上り:28Mbps] |
混雑時や通信設備の トラブル時の速度制限 | 1Mbps |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
esim対応 | あり |
契約 | 店頭/オンライン |
公式サイト | ドコモ公式 |
eximoは使った分だけ料金が上がっていく段階性を採用しており、これは楽天モバイルと同じです。
なので、月に1GBや3GBしか使わない方は高すぎるのでオススメできませんが、データ容量を気にせずに毎月ガンガンにデータ通信をしたい人にはオススメできます。
ここで他社のプランと比較してみましょう。
各社月額料金プラン(税込) | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
~1GB | 4,565円 | 3,465円 | 3,278円 | ー |
~2GB | ー | 4,565円 | 4,378円 | ー |
~3GB | 5,665円 | 5,665円 | 5,478円 | 1,078円 |
~4GB | ー | 6,215円 | ー | ー |
~20GB | ー | ー | ー | 2,178円 |
~無制限 | 7,315円 | 7,238円 | 7,425円 | 3,278円 |
この比較表を見ると、楽天モバイルが圧倒的に安いですが、まだプラチナバンドが割り当てられていないので、屋内や地下で電波が繋がりにくい状況です。
また、ドコモ、au、ソフトバンクは指定の光回線や家族割などによって、割引が適用されます。
各社月額料金プラン(税込)最大割引後 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
~1GB | 2,178円 | 2,178円 | 2,178円 | ー |
~2GB | ー | 3,278円 | 3,278円 | ー |
~3GB | 3,278円 | 4,378円 | 4,378円 | 1,078円 |
~4GB | ー | 4,928円 | ー | ー |
~20GB | ー | ー | ー | 2,178円 |
~無制限 | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 | 3,278円 |
このように大手3社の無制限プランは5,000円を切るので、自宅が指定の光回線だったり、家族で同じ会社の携帯を使うのであれば、無制限プランは検討していいと思います。
まとめ データ量を気にせずに使いたい人にはオススメ
この記事ではドコモの料金プランを詳しく解説してきました。
ドコモは携帯会社の大手で安心・信頼もあって、契約したい方はたくさんおられると思います。店頭でのサポートもしっかりしつつ、オンラインでの申し込みもできるので、データ量を気にせず使いたい人はオススメできるのでぜひ検討してみてください。
最後にこの記事のおさらいです。
・ドコモでオススメできるのは「eximo」の無制限プラン、と「ahamo」の100GBプラン
・eximoを契約するなら、割引の適用は必須。
・月に1GBや3GBしか使わない人にはオススメしない。
外出先でWi-Fiが使えない場合もあるので、ビジネスマンにとっては無制限プランがオススメかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。